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【買取】少しでも早く売りたい方におススメ!
不動産の売却方法には、大きく分けて「仲介売却」と「買い取り」の2種類があります。ここではそのうち「買取」の特徴やメリット・デメリット、注意すべき点についてご説明します。
福岡県糸島市の三愛地建株式会社は、地元に密着した不動産会社の強みと大手のネットワークの両方を活かし、お客さまにご満足ただける「買取」を実現いたします。売却をお考えの方は、ぜひ一度当社までご相談ください。
買取とは
「買取」とは、売主と買主を不動産会社がマッチングして取引の仲介をするのではなく、不動産会社自体がその物件を買い取ることです。つまりこの場合は、不動産会社が買主となります。
不動産会社は物件を買い取った後、リノベーションやリフォームをしてから市場に出し、買取価格よりも高い価格で再販売することで利益を得ます。その費用が差し引かれるために、買取の際の価格は仲介売却の場合よりも安くなるのが特徴です。
買取をオススメする条件
買取が向いているパターンには、次のようなものがあります。
売却を急いでいる場合
- 住宅ローンが払えなくなった
- 急にまとまったお金が入用になった
- 転勤が決まってすぐに家を売りたい
など、物件を急いで売却したい場合には、買取も選択肢に入れるのがいいでしょう。
仲介では物件が売れにくい場合
仲介売却を依頼しても、1年以上物件が売れないでいる場合には、買取での売却を検討するのもおススメです。売れないままで放置したり値下げを繰り返したりしていると、「何か問題がある物件なのでは?」という憶測を呼んで、さらに売れにくくなることも。何度も値下げをするよりは、思い切って買取に切り替えた方が、結局はお得な場合もあります。
特殊な事情がある物件の場合
事故物件など心理的瑕疵のある物件や、築年数が古く設備が最新のものではない、修繕が必要などの理由でなかなか買い手がつかない物件もあります。買取は前述の通り、業者がリフォームなどをする前提ですので、多少状態が悪くても買い取ってもらえるのです。
人に知られずに売却したい
買取の場合は内覧の必要もないため、近隣の住民に売却活動をしていることを知られずに済みます。
買取の流れ
必要書類の確認
買取を選択するケースでは、できるだけ早く売却して現金化したいという方も多いはずです。スムーズに進めるためにもあらかじめ必要書類を確認し、準備しておくようにしましょう。
買取の際に必要な書類は以下の通りです。
- 本人確認用の書類・印鑑証明書・住民票など
- 登記済権利証・登記識別情報
- 固定資産税納付通知書
- 建築確認済証・検査済証
- 土地測量図面・境界確認書
- マンションの場合は管理規約など
事前の情報収集
不動産会社に査定を依頼する前に、売却したい物件の値段の相場がどのくらいなのかを、自分で調べておきましょう。事前に相場を把握しておけば、不動産会社が出してきた査定額をチェックして、信頼できる会社かどうかを判断する目安にもなります。
査定依頼
相場を把握したら、不動産会社に査定を依頼します。査定は複数の業者に依頼して、ご自身の希望に近い条件を出してくれる不動産会社を見極めるようにしましょう。
なお、査定には資料だけで判断する「簡易査定」と、実際に物件を訪れて行う「訪問査定」の2種類があります。買取の場合は、査定価格がそのまま買取価格になることがほとんどです。正確な査定価格を出してもらうためにも、買取の際は訪問査定をおススメします。
買取業者の選択
納得のいく査定額を提示してきた不動産会社から、実際に買取を依頼する業者を選びます。安すぎる価格は論外ですが、相場より高過ぎる価格を提示された場合も注意が必要です。その業者が、何か良くない思惑で高くしている可能性もあるためです。
これまでの買取実績や口コミ、営業担当者の人となりなどからも判断して、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
条件の確認
買取を依頼する不動産会社が決まったら、条件の確認に入ります。買取価格や入金方法、引渡しまでのスケジュール、契約に必要な書類などの条件を確認。家財道具があるなら、その処分についてもきちんと合意しておきましょう。
契約の締結
上記の条件を確認したら、売買契約を結びます。契約が成立した後で変更したい点が出てきた場合は、一度契約を解除してやり直しをするなど、大変な手間とお金がかかります。売主の側から解除を申し出た場合は、手付金の倍額を支払わなければなりません。
後になって「失敗した!」と後悔しないよう、契約書は念入りにチェックして、疑問に思うことがあればその場で確認するようにしましょう。
決裁・引渡し
契約が無事に成立したら、必要な書類への押印・サインをし、物件のカギを不動産会社に引き渡します。その際、買取金の支払いも同時に行われます。
確定申告
売却によって利益が生じた場合には、翌年の2月中旬~3月中旬の間に確定申告をする必要があります。お住まいの住所地を管轄する税務署で、申告書を提出すればOKです。利益の有無をチェックするには、下の計算式でチェックしてみましょう。
「買取価格-(購入価格+購入時にかかった諸経費+売却時にかかった諸経費)」
買取のメリット
すぐに現金化できる
買取の依頼から取引成立までの期間が短く、早ければ1週間~1か月ほどで売れることも多いため、すぐに現金が必要な場合はおススメです。
内覧の必要がない
購入希望者による内覧がないため、日程調整や家の中の片付けといった対応も必要ありません(不動産会社による内部の確認はあります)。
査定額がそのまま買取価格になる
査定で出た金額に納得がいけば、そのまま買取価格が決まります。
近隣に売却を知られずに済む
広告や販促活動がないため、近隣の住民に売却を知られずに済みます。
契約不適合責任(瑕疵担保責任)が免責になる
売却する物件に、契約内容に適合しない不備(雨漏りや白アリの被害など)があった場合には、売主が買主に対して責任を負わなければならない決まりがあります。しかし不動産会社が買主となる売却の場合は、この責任が免除されます。
築古物件でも買取可能
一般的には売却しにくいとされる老朽化の進んだ築古物件も、不動産会社がリノベーション・リフォームをする前提での買取なら、売却できる可能性が高くなります。
仲介手数料が不要
買取では不動産会社が買主となり、売主との直接取引の形となるため、仲介手数料は発生しません。
買取のデメリット
売却価格が安くなる
不動産会社は買取で物件を得た後、費用をかけてリノベーションやリフォームを行い、改めて市場に売りに出します。その費用をあらかじめ差し引いた金額が買取価格として提示されるため、仲介よりも2~3割安い価格での売却となります。
対象となる物件が限られる
リフォームや再販がしやすいマンションはともかく、戸建ての物件は老朽化やアスベストなどの問題を抱えていることも多いのが実状です。その調査やリフォームに時間も費用もかかるため、戸建ての買取を敬遠する業者が多い傾向があります。
買取を扱う業者自体が少ない
そもそも買取は仲介に比べ、一般的とは言えない売却方法であり、扱っていない不動産会社もあります。買取を依頼する場合には、対応している業者かどうかを事前に確認する必要があります。
任意売却とどちらを選ぶべきか
任意売却にも買取にも、それぞれにメリット・デメリットがあります。一人ひとりのお客さまのご事情によっても変わってくるため一概にアドバイスはできませんが、「安くてもすぐに売りたい」「周囲に知られたくない」「物件の条件が良くない」場合には、「買取」をご検討いただくのがいいでしょう。
買取にも種類がある?
これまで見てきたのは「即時買取」と呼ばれる方法ですが、実は買取にはもう1種類、「買取保証」と呼ばれる方法もあります。
即時買取と買取保障
「買取保証」とは、不動産会社に仲介売却を依頼しても一定期間買い手がつかなかった場合、不動産会社にその物件を買い取ってもらうというものです。
即時買取の場合はすぐに売却して現金化できる反面、どうしても買取価格は安くなってしまいます。一方、仲介では高く売れるかもしれませんが、売却までに時間がかかってしまう可能性も。
買取保証のメリットとしては、
- 期限までに仲介で成約すれば、高い価格で売却できる
- 仲介で売れなかった場合も、期限が来れば確実に売却できる
- 買取の場合の価格があらかじめわかっているので、資金計画が立てやすい
といったことが挙げられます。
買取保障にも制限があるので注意
とはいえ、買取保証には不動産会社ごとに基準があり、すべての物件に買取保証がつけられるわけではありません。もともと買取が難しい物件の場合は、買取保証の対象とならないケースもあるので注意が必要です。